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内喉頭筋について

内喉頭筋について

内喉頭筋とは

内喉頭筋(ないこうとうきん)とは、声帯の周りに存在する筋群のことです。
主にピッチの調整、声帯の閉鎖を調整する機能を果たします。

ピッチのコントロールは裏声の項目で練習しました。
この章では、声帯の閉鎖に焦点を当てて解説していきます。

声帯について


図は片側の声帯の断面図です。
声帯の先には粘膜があり、その内側に、声帯靱帯、声唇があります。

息が声になる原理

  1. 息が、閉じられた声帯の隙間を通ります。
  2. 粘膜、声帯靱帯や、声唇が振動します。
  3. 息が細かく、断続的に途切れ、声になります。

2の段階では、閉鎖加減により振動する部分が変わります。

声帯の閉鎖を弱めると、粘膜のみが振動します。
この状態では、息が完全に声に変換されないので、息漏れした声になります。

声帯の閉鎖を強めると、粘膜のみではなく、声帯靱帯、声唇まで振動するようになります。
この状態では、息がしっかりと音に変換されるので、強い声になります。

声帯の閉鎖に必要な3つの筋群

声帯の閉鎖には、主に3つの筋肉が関係しております。


@側筋
声帯の後ろについている「披裂軟骨(図の青い部分)」を外側に回転させる働きを持つ筋肉です。
披裂軟骨が回転することにより、少し声帯が近づきます。
多くの隙間が残るので、息漏れした声になります。

A横筋
披裂軟骨の後についている筋肉です。
披裂軟骨そのものを近づける働きを持ちます。
横筋が働くと、より声帯は近づき、振動を増すようになります。
普段の話し声のような発声になります。

B交錯筋
声帯の横に、交わるようについている交錯筋が働くことにより、声帯を更に閉鎖することができます。
閉鎖具合を調節することができるようになるので、パワフルな声のみならず、苦しそうな声なども自在に出せるようになります。

声帯の閉鎖加減

大まかに4段階に分類しました。


1. 息のみ
発声せず、呼吸のみをしている状態です。
この状態では、声帯は完全に開いておりますので振動しません。

2. 息漏れ声(側筋緊張状態)
側筋を緊張させ、少しだけ声帯を閉鎖させると、息漏れ声になります。
繊細な声に聞こえますが、息を消費するので長いフレーズは歌えません。

3. 話し声(横筋緊張状態)
横筋を緊張させ、声帯を閉じると、息漏れがほぼなくなります。
(実は真ん中の方に若干の隙間が開きます。)
柔らかく、かつ適度に響く声になります。
話す時に使われる声です。

4. 詰まった(交錯筋緊張状態)
話し声から更に閉鎖を強くすると、喉声になります。
息の消費は少なく、非常にパワフルですが、閉鎖しすぎると詰まった感じや、苦しそうな感じを与えます。

曲により適した閉鎖加減があります。
うまくコントロールできるようになりましょう。

まとめ

この章では、内喉頭筋の中でも、声帯の閉鎖に関係する部分に焦点を当てます。

声帯の先は粘膜で覆われており、内側に声帯靱帯、声唇があります。
声帯を閉じれば閉じる程、振動部分が増し、強い声になります。

声帯の閉鎖に関係する筋肉は以下の3つです。

  • 側筋
  • 横筋
  • 交錯筋

声帯の閉鎖加減により生まれる声は以下の3つです。

  • 息漏れ声
  • 話し声
  • 詰まった声

これらの声を出せるようになれば、表現の幅が広がります。

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