はじめに
導入
練習法
裏声に慣れる
輪状甲状筋の強化
喉頭筋の強化
ヘッドボイス習得
ミドルボイス習得
チェストボイス強化
腹式呼吸の習得
滑舌の強化
声区融合を目指す
ホイッスルボイスについて
外喉頭筋とは、喉頭の周りに存在する筋群です。
これらの筋群が喉頭を上に引っ張ったり下に引っ張ったりします。
外喉頭筋を鍛える事は、
といったメリットがあります。
下手な絵ですみません。
外喉頭筋群には、5種類の筋肉が含まれます。
少し難しい話になりますが、とても重要なので理解していただければと思います。
この中で、喉頭を上に引っ張る働きをするものは、
AとBです。
これらは別名、引き上げ筋と呼ばれる事もあります。
引き上げ筋に対し、喉頭を下に引っ張る筋肉(引き下げ筋)は、 @とCです。
数字の順にそれぞれの筋肉の解説をします。
@胸骨甲状筋
@の矢印の筋肉は、胸骨甲状筋(きょうこつこうじょうきん)といいます。
喉頭を前下方に引っ張る働きを持っています。
この筋肉が働くと、高音で喉仏が上がるにつれ下にひっぱって支えてくれます。
A甲状舌骨筋
喉仏の上に凹んだ部分があり、そこに喉頭を上に引き上げる筋肉があります。
この筋肉は、甲状舌骨筋(こうじょうぜっこつきん)といいます。
B口蓋喉頭筋、茎状咽頭筋
ここには、2種類の筋肉があります。
それぞれ、口蓋喉頭筋(こうがいこうとうきん)、茎状咽頭筋(けいじょういんとうきん)と言います。
それぞれ別の筋肉ですが、一緒の方向に引き上げるのでまとめました。
口蓋喉頭筋は、喉頭と軟口蓋(口の奥の、のどちんこがあるやわらかい部分)を結ぶ筋肉です。
茎状咽頭筋は、喉頭から耳の後ろ側へと伸びている筋肉です。
C輪状咽頭筋
この筋肉は、輪状咽頭筋(りんじょういんとうきん)といいます。
輪状軟骨(図の一番下の軟骨)と脊柱(背骨)を結ぶ筋肉です。
歌においてはとても重要な筋肉ですが、普段の話し声ではあまり機能しないため、
この筋肉に限っては多くの練習が必要です。
これらの5つの筋肉が外喉頭筋です。
筋肉の名前までは覚える必要はありませんが、
筋肉の位置だけは必ず覚えておきましょう。
効率良く練習する手助けになります。
次ページから実際にそれぞれの筋肉を動かす練習をしていきます。
※この章は、フレデリック フースラー著「うたうこと 発声器官の肉体的特質―歌声のひみつを解くかぎ」を参考に作成されましました。